Investment Glossary

投資用語辞典

PER・PBR・ROEから板・モメンタム・OHLCVまで、日本株の分析と売買で使う25語を初心者向けに解説します。

分からない言葉を、その場で確認できるようにする

公開記事では、各用語の最初の1回だけこの辞典へ自動リンクします。リンクだらけにせず、初心者が読み進める途中で必要な意味だけ確認できる設計です。

企業価値・財務

PER

ピーイーアール

株価が1株利益の何倍まで買われているかを見る指標です。

株価を1株当たり利益(EPS)で割って求めます。一般に低いほど割安に見えますが、利益が一時的に増えている会社や成長が止まった会社も低くなるため、数字だけで買いません。

株価1,000円、EPS100円ならPERは10倍です。
注意赤字企業では通常のPER比較ができません。業種や利益の質も一緒に確認します。
別名・関連表記: 株価収益率
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PBR

ピービーアール

株価が1株純資産の何倍まで買われているかを見る指標です。

株価を1株当たり純資産(BPS)で割ります。1倍未満は解散価値より安いように見えますが、資産の質が低い、収益力が弱いなどの理由が隠れている場合があります。

株価600円、BPS1,000円ならPBRは0.6倍です。
注意低PBRだけでは買い理由になりません。現預金、借金、在庫、投資有価証券、収益力を確認します。
別名・関連表記: 株価純資産倍率
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ROE

アールオーイー

株主のお金を使って、どれだけ利益を生んだかを見る指標です。

当期純利益を自己資本で割って求めます。高いほど資本効率が良い傾向ですが、借金を増やした結果として高くなる場合もあります。

自己資本100億円、純利益8億円ならROEはおおむね8%です。
注意一時利益や過大な借入で高くなっていないかを確認します。
別名・関連表記: 自己資本利益率
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自己資本比率

じこしほんひりつ

会社の総資産のうち、返済不要の自己資本が占める割合です。

財務の安全性を見る基本指標です。高いほど一般に倒産耐性がありますが、業種ごとに適正水準が違い、資本を持て余して収益性が低い場合もあります。

総資産200億円、自己資本120億円なら自己資本比率は60%です。
注意銀行や不動産など、負債を事業に使う業種は単純比較できません。
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営業キャッシュフロー

えいぎょうキャッシュフロー

本業で実際にどれだけ現金を生み出したかを示します。

利益は会計上の見積もりを含みますが、営業キャッシュフローは現金の動きに近い指標です。利益が出ていても継続的にマイナスなら、売掛金や在庫の増加などを確認します。

純利益が黒字でも営業キャッシュフローが赤字なら、利益の現金化に注意が必要です。
注意単年だけでなく数年の推移を見ます。大型投資の影響は投資キャッシュフロー側も確認します。
別名・関連表記: 営業CF
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ネットキャッシュ

ネットキャッシュ

現金性資産から有利子負債を差し引いた、実質的な手元資金です。

現預金や換金性の高い有価証券から、利息の付く借金を引いて見ます。時価総額に対して多い会社は、事業価値が低く評価されている可能性があります。

現預金100億円、有利子負債30億円なら単純なネットキャッシュは70億円です。
注意売掛金や在庫を現金と同じ扱いにせず、換金性と使途を確認します。
別名・関連表記: ネットキャッシュ比率
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時価総額

じかそうがく

市場が会社全体につけている株式価値です。

株価に発行済株式数を掛けて求めます。株価の高低だけでは会社の規模は分からないため、企業同士を比べるときは時価総額を使います。

株価1,000円、発行済株式1,000万株なら時価総額は100億円です。
注意自己株式や潜在株式の扱いにより、データ提供元で数値が少し異なる場合があります。
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株価・売買

出来高

できだか

その期間に成立した売買の株数です。

売買の活発さを見る基本情報です。株価が上がっていても出来高が極端に少なければ、少数の注文で動いただけかもしれません。

1日の出来高が10万株なら、その日に合計10万株の売買が成立しています。
注意出来高が少ない銘柄は、100株でも希望価格で売買できないことがあります。
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流動性

りゅうどうせい

希望に近い価格で、無理なく売買できる度合いです。

出来高、売買代金、板の厚さ、買値と売値の差などで判断します。流動性が低いと、買えない・売れない・価格が大きく滑るリスクが高まります。

同じ100株でも、活発な大型株と売買の少ない小型株では約定のしやすさが違います。
注意表示された株価だけでなく、実際に注文できる数量と価格を確認します。
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いた

どの価格に何株の買い注文・売り注文があるかを並べた表です。

現在値だけでは分からない需給を確認できます。売り板が薄いと少しの買いで上がり、買い板が薄いと少しの売りで下がることがあります。

1,000円の売り板が100株しかなければ、500株の成行買いは上の価格まで約定する可能性があります。
注意板の注文は取消可能です。見せ玉の可能性もあるため、板だけで方向を決めません。
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スリッページ

スリッページ

想定した価格と、実際に約定した価格との差です。

流動性が低い銘柄や値動きが速い場面では差が大きくなります。シミュレーションでもスリッページを入れないと、実際より良い成績になりがちです。

100円で買える想定が101円で約定した場合、1円分が買い側のスリッページです。
注意手数料とは別のコストとして扱います。
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単元株

たんげんかぶ

通常の市場売買で使う最低売買単位です。

国内上場株式は原則100株が1単元です。KABU HUNTERの通常シミュレーションも100株単位で資金を計算します。

株価1,500円なら、100株の購入代金は約15万円です。
注意単元未満株サービスは証券会社独自の仕組みで、約定方法や手数料が異なります。
別名・関連表記: 売買単位 / 100株単位
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指値注文

さしねちゅうもん

買う上限価格、または売る下限価格を指定する注文です。

価格をコントロールできますが、その価格まで相場が来なければ約定しません。流動性の低い銘柄では、成行より指値を優先する考え方があります。

1,000円以下なら買う、という注文が買い指値です。
注意約定を優先する注文ではないため、機会を逃すことがあります。
別名・関連表記: 指値
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成行注文

なりゆきちゅうもん

価格を指定せず、約定を優先する注文です。

売買は成立しやすい一方、板が薄いと想定外の価格になることがあります。特に小型株では、表示された現在値で買える保証はありません。

最良の売り注文から順番に買うため、数量が多いと複数価格で約定します。
注意値幅が大きい場面や流動性の低い銘柄では慎重に使います。
別名・関連表記: 成行
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損切り

そんぎり

損失が一定以上に広がる前に売却することです。

買った理由が崩れた場合や、事前に決めた下落率に達した場合に実行します。利益を当てる技術というより、1回の失敗で資金を大きく失わないための管理です。

取得価格から8%下落したら翌営業日に売る、など事前に条件を決めます。
注意機械的な価格基準だけでなく、決算や事業仮説の崩れも確認します。
別名・関連表記: ストップロス
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運用成績

含み損益

ふくみそんえき

保有中の株を現在価格で評価した、まだ確定していない損益です。

現在価格と平均取得価格の差に保有株数を掛けます。売却していないため、翌日の値動きで増減します。

10万円で買った株の評価額が11万円なら、含み益は1万円です。
注意売却時には手数料やスリッページが生じ、表示額どおり確定しないことがあります。
別名・関連表記: 含み益 / 含み損
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実現損益

じつげんそんえき

売却によって確定した利益または損失です。

保有中の含み損益とは分けて記録します。シミュレーションの勝率や累計損益を計算するときの基礎になります。

10万円で買い、11万円で売れば、コスト控除前の実現利益は1万円です。
注意税金、手数料、スリッページを含むかどうかを成績表示で明記します。
別名・関連表記: 確定損益
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テクニカル分析

移動平均線

いどうへいきんせん

一定期間の株価平均をつないだ線です。

短期の価格変動をならし、現在の価格が最近の平均より強いか弱いかを見ます。20日、60日、200日など目的に応じて期間を変えます。

20日移動平均線は、直近20営業日の終値平均を毎日計算します。
注意期間を変えれば見え方も変わります。線を上回っただけで将来の上昇は保証されません。
別名・関連表記: 移動平均 / 20日移動平均
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モメンタム

モメンタム

上昇・下落の勢いが一定期間続く傾向に注目する考え方です。

中期モメンタム式では、過去20日や60日の騰落率、移動平均、売買代金などを使い、上昇傾向と売買可能性の両方を確認します。

直近20日と60日の騰落率がともにプラスの銘柄を候補にする方法があります。
注意急騰後の高値づかみやトレンド反転があるため、損切りと分散が必要です。
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ボラティリティ

ボラティリティ

価格変動の大きさを表す言葉です。

値動きが大きいほど短期利益の機会は増えますが、同時に損失の幅も大きくなります。銘柄ごとの資金配分や損切り幅を決める材料になります。

毎日1%前後動く銘柄より、5%以上動く銘柄の方がボラティリティは高いと言えます。
注意高ボラティリティを高収益と同じ意味で扱わないようにします。
別名・関連表記: 価格変動率
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データ・検証

OHLCV

オーエイチエルシーブイ

始値・高値・安値・終値・出来高をまとめた価格データです。

Open、High、Low、Close、Volumeの頭文字です。チャート表示、移動平均、モメンタム判定、バックテストの基礎データになります。

日足OHLCVなら、1営業日につき5種類の値を1行に保存します。
注意日付ずれ、欠損、株式分割未調整があると検証結果を誤ります。
別名・関連表記: 四本値
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as_of

アズオブ

そのデータや判定が、いつ時点の情報かを示す基準日です。

投資検証では、未来の情報を誤って使わないために重要です。7月17日の売買判断なら、7月17日までに入手できた情報だけを使います。

as_ofが2026-07-17なら、その日までの価格・財務データで判定したことを示します。
注意更新時刻とas_ofは別です。今日生成しても、中身が昨日基準なら当日判定ではありません。
別名・関連表記: as of / 基準日
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バックテスト

バックテスト

過去データに売買ルールを当て、成績を検証することです。

収益率だけでなく、最大下落、売買回数、手数料、スリッページ、ベンチマークとの差を確認します。前向きシミュレーションとは役割が異なります。

過去5年の日足に同じルールを適用し、TOPIXと比較します。
注意未来情報の混入、上場廃止銘柄の除外、過剰最適化に注意します。
別名・関連表記: 過去検証
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市場・指数

TOPIX

トピックス

東京証券取引所の広い範囲の日本株を表す代表的な株価指数です。

日本株市場全体に近い値動きを見るベンチマークとして使います。運用成績がプラスでも、TOPIXより低ければ、現金で指数連動商品を持つ方が良かった可能性があります。

KABU HUNTERでは開始日をそろえてシミュレーション口座と比較します。
注意指数そのものとTOPIX連動ETFの市場価格は同じ数値ではありません。
別名・関連表記: 東証株価指数
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日経平均株価

にっけいへいきんかぶか

日本を代表する225銘柄から算出される株価指数です。

ニュースでよく使われ、日本株の大まかな方向を見る目安になります。ただし株価の高い一部銘柄の影響を受けやすく、市場全体を完全には表しません。

日経平均が上がっていても、保有する小型株の多くが下がる日はあります。
注意TOPIXと性質が違うため、両方を見て地合いを判断します。
別名・関連表記: 日経平均 / 日経225
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