今週の結論
本日7月18日(土)は日本株市場は休場です。そのため、新しい株価の取得や新規の模擬売買は行わず、7月17日(金)までに確定した情報だけで1週間を振り返ります。
今週の大きな変化は、慎重に財務と流動性を確認するKH式では買いを見送った一方、比較対象の中期モメンタム式では7月17日に初めて6銘柄を模擬購入したことです。両者の違いが、実際の資金推移として見え始めました。
ただし、まだ検証開始から1週間です。1回の上昇や下落で優劣を決めず、同じルールを継続し、TOPIXや日経平均株価に連動するETFとも同じ期間で比べます。
今週の日本株
KABU HUNTERでは、指数そのものではなく、取得できる連動ETFの確定終値をベンチマークにしています。検証開始前営業日の7月10日終値から7月17日終値までの変化は次のとおりです。
- TOPIX連動ETF(1306):422.1円から407.9円へ、-3.36%
- 日経225連動ETF(1321):71,120円から66,960円へ、-5.85%
- KH式口座:500,000円の現金を維持し、0.00%
- 中期モメンタム比較口座:500,000円から504,355円へ、+0.87%
この1週間は、少なくとも二つの指数連動ETFで見ると弱い値動きでした。KH式が現金のまま待ったことは、結果として下落を受けなかったことになります。一方で、中期モメンタム式は市場全体が弱い中でも条件を満たした銘柄へ資金を配分し、初日の引け時点ではプラスになりました。
ここで大切なのは、原因を後付けで断定しないことです。指数連動ETFの下落という事実と、その背景についての推測は分けます。来週も為替、海外市場、経済指標、企業開示を確認し、確認できた材料だけを日々の記事へ残します。
KABU HUNTERの検証
KH式では、EDINETなどの財務データを使って8社を評価し、5290と4642を深掘り優先としました。ただし、財務評価だけで買わず、利益の持続性、直近開示、出来高、板、100株を買った場合の資金集中まで確認するルールです。今週は条件を最後まで満たした銘柄がなかったため、保有0銘柄、現金500,000円のままです。これは動かなかったのではなく、ルールに従って見送った記録です。
中期モメンタム式では、7月16日終値までの60営業日データから翌営業日の注文候補を作り、7月17日に2693、2652、6572、8508、3753、2338の6銘柄を合計1,300株、買付額445,344.9円で模擬購入しました。引け時点の評価額と現金を合計した比較口座は504,355.1円で、開始時から+0.87%です。
今回の約定は通常予定の9:10から9:30ではなく、システム調整後の10:55台に取得した現在値へ買い側0.1%の不利な価格差を加え、10:56に記録した遅延例外です。将来の成績を都合よく見せないため、この例外を隠さず残します。次回からは9:30を過ぎた注文を後の価格で成立させず、要確認として扱います。売買履歴と約定ルールは検証ページで確認できます。
7月17日の終値スナップショットは4,121銘柄分を保存しました。60営業日OHLCVの当日追記は3,913銘柄、94.95%です。中期モメンタムのスクリーニング条件には226銘柄が該当しましたが、これは買う銘柄数ではありません。保有状況、資金上限、100株単位、集中上限、売買可能性を通した結果だけが注文候補になります。
初心者向け用語
ベンチマークとは、運用成績を比べる基準です。自分の口座が+1%でも、同じ期間に市場全体が+5%なら、積極的に銘柄を選んだ効果があったとは言い切れません。そのため、KH式、中期モメンタム式、現金、TOPIX連動ETF、日経225連動ETFを開始日をそろえて比較します。
モメンタムとは、一定期間続いている株価の勢いに注目する考え方です。KABU HUNTERでは20日と60日の騰落率、移動平均線、売買代金、値動きの大きさ、100株の購入金額を確認しています。勢いがあることは将来も上がる保証ではないため、退出条件と資金配分が欠かせません。
スリッページとは、判断時に見た価格と実際の約定価格との差です。シミュレーションで画面の現在値のまま必ず買えたことにすると、現実より有利な成績になります。今回の旧方式では買い価格へ0.1%を加えましたが、今後は売気配値と数量を保存し、注文数量を満たす場合だけ成立させます。
as_ofは、そのデータがいつ時点のものかを示す基準日です。記事を今日作っても、中身が昨日の終値ならas_ofは昨日です。未来の情報を過去の判断へ混ぜないため、投資シミュレーションでは特に重要です。詳しい説明は投資用語辞典にまとめています。
来週へ持ち越す確認事項
7月20日(月)は海の日で東京証券取引所の現物市場が休場のため、次の市場開始後チェックは7月21日(火)です。9:10から9:30の時間帯に、モメンタム保有6銘柄の売気配・買気配、数量、退出条件を確認します。時間外になった場合は後から都合のよい価格で埋めません。
KH式では、深掘り優先の5290と4642について、一時利益の有無、利益の持続性、直近開示、流動性を確認します。条件がそろわなければ、来週も買わない判断を続けます。候補数や保有数を先に決めることはしません。
7月24日(金)には総務省統計局の公表予定で6月分の全国消費者物価指数があります。物価の結果は金利観測や為替を通じて株価へ影響する可能性がありますが、上がる・下がると先回りして断定せず、公表値と市場の反応を分けて確認します。日曜日の記事では、来週の公式日程と確認済みニュースを改めて整理します。
データと注意事項
この記事の市場データは2026年7月17日15:42時点の全銘柄スナップショット、同日15:30時点の中期モメンタム比較口座、7月10日から17日までのベンチマーク記録を基にしています。土曜日の新しい価格として扱っていません。
掲載している売買はすべてシミュレーションで、証券取引所へ実注文は送っていません。この記事は学習と検証の記録であり、特定銘柄の売買推奨ではありません。投資判断は、最新の企業開示、価格、出来高、板、手数料、税金、ご自身の資金状況を確認して行う必要があります。
日々の判断経過は公開記録、売買を成立させる考え方は運用原則で確認できます。
出典
- KABU HUNTER 公開記録
- 日本取引所グループ 営業時間・休業日一覧
- 総務省統計局 Consumer Price Index Schedule of Release